こんにちは。
尼崎市で、主に交通事故慰謝料、後遺症、損害賠償請求、異議申立てを専門とした
松浦法務事務所 光田です。
去年頃から自転車事故の増加に関する記事を良く見かけるようになりました。
数ヶ月前には、プレーキがない競技用自転車「ピスト」が問題になりました。
競技用自転車なので、バイク並にスピードは出せる自転車です。
とまる時は、足を止めることでペダルの回転がとまり、それによって車輪も
止まり、停止されるようになっているそうです。
ニュースで実際に止めているところを見ましたが、
足を止めてから実際に自転車が停止するまで、1メートル以上は
滑ってしまうようでした。
そんな中、2011年11月23日の読売新聞に
「ピスト自転車 初の罰金」の記事が載っていました。
2回にわたって交通切符を切られていた男性が略式起訴されていた。
1度目ではないので、「知らなかった」とは言えない
状況での摘発だったようです。
まだまだ、自転車の交通法が浸透している
とはいえないので、まだ1度目は警告のようなものなのでしょう。
今のところ、競技用自転車が問題というより、
ブレーキが無い事が問題で、プレーキをつけていれば
摘発の対象にはならないようです。
ピスト自転車なんかも、確かにブレーキが無いと、
すっきりして見えておしゃれなんだと思います。
どうしても自転車と名前がついているので、
自分が誰かの命をも奪いかねない乗り物に乗っていると
自覚するのが難しいのかもしれません。
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とはいえ、スピードがバイク並みに出せるのなら、
その他スピード規制や走行位置など、もっと細かい法整備がされて
いくことが考えられます。
法整備がなされなくても、やはり乗っている大人が
「相手に大怪我を負わせかねない危険な乗り物に乗っている」という
自覚を持って、進んで安全運転を心がける必要があると思います。
ママチャリでも、相手がご老人であれば、
転倒して頭を打てば、死亡させてしまう可能性もあるのです。
自転車の乗り方を考えさせられる記事でした。
以上です。